外資エアライン大量解雇から思うこと〜今日から自分から変わろう!
皆さん、国際線でフライトを選ぶ際、何を基準に選びますか?ビジネスであればスケジュールに合うものなのでしょうが、実際大多数の方はマイレージ目的でJALかANAを選び、むしろ逆にフライトからスケジュールを作る方が圧倒的ではないでしょうか。
私自身も、マイルだけでなく、サービスのクオリティや高さからも日系2社を選ぶことが多いです。
さて、現在コロナの影響で外資系航空会社では大規模リストラが進行しているが、日系ではまだ持ち堪えているとのこと。
外資と日系のそもそものCAの立ち位置について、ある日系CAが以下のように語っている。
「私も全ての航空会社を把握しているわけではないので、一部の大手外資系航空会社との比較にはなりますが、現場での発言力があるのは、圧倒的に外資系CAです。日本の航空会社のCAはサービスに定評があり、お客さま第一主義です。例えば、お客さまから何か理不尽なクレームがあったとしても、CAはまず謝罪します。一方で、外資系航空会社はCAを守る立場です。CAがその後の長時間フライトに支障が出ると判断した場合は、その場でお客さまを飛行機から降ろすこともあります」
そもそも外資系エアラインは、今回のようなフライト数の大規模な変動に調整できるようCAは契約社員で採用しているわけだ。リスク耐性は高い。ただ、公共性高い規制業種ゆえ、正常な運行という高いミッションが求められており、その分契約社員は「私がいないと大変なことになるわよ!飛ばせなくなるからね!」とむしろ正社員より強気に出れるのだろう。
皆さんも、欧米系のエアラインを利用した際、どちらが客かわからないという経験をされた方多いと思う。
私も以前アメリカ在住時に某大手の国内線を利用したさい、CAの目の前で意図せず空き缶を通路に落としたことがあった。日系ならCAが即座に拾ってくれるはずなのだが、CAが私をじっと睨んでくるではないか。拾えの合図がと感じ取り拾ってみると、ニコッとして「Good❣️」。
文化の違いなのだろう。むしろこれくらいでもいいのではとも感じた記憶がある。
日本人は常に過剰なサービスクオリティを求める。それは体質的な問題である。ただ、今回日系エアラインでリストラが行われていないのは、単純に反応が遅いのとリスク耐性が低いというだけだろう。エアラインに限らず、これからコロナの影響はじわりじわりとボディーブローのように企業体を蝕むだろう。
世界的にみて
①稀な過剰なクオリティ追求
②圧倒的なスピード感のなさ
が日本が環境変化への適応力が低く、成長できないガンであることは、中国で生活していて痛いほど身にしみる。
ますば自分から変わらないと。