不撓不屈~武豊騎手を追いかけて
武豊ジョッキー
言わずと知れた説明不要の名ジョッキーですね。
乗馬経験のある私にとって、あの騎乗フォームの美しさは憧れ、というか超人的な存在。
数々の前人未踏の記録を打ち立てて、成績も他の追随を許さないいわば孤高の存在であり続けた彼ですが、10年前からトップジョッキーの一人に過ぎない存在になっています。
もちろん現在50歳を超えてますから、若手の台頭など考えると普通なことではありますが、私はそうではないことを知っています。
10年前彼の人生を一変させた出来事がありました。
毎日杯(2010.3.27)
実は私、北海道の大樹ファームという牧場の方と知り合いで、当ファームの生産の競走馬を応援していました。有名どころではタイキシャトルやタイキブリザードなどがいます。90年代は実に強いクラブでしたが2000年代に入り不調に陥ります。
しかし、2009年デビュー世代で最期の新星が現れます。
「ザタイキ」
名前もシンプル、そのまんま。牧場最期の砦とも言える期待の存在でした。
私も大変期待しており、クラシック皐月賞への最終東上便といわれる毎日杯出走とのことで居ても立っても居られず、阪神競馬場に応援に行きました。武豊騎手とのコンビで尚更期待は高まりました。
しかし、、、
最後の直線で骨折。転倒
武豊騎手も落馬し、地面に打ちつけられ、また後続の馬に踏みつけられたようにも見え、大変な事態になりました。
馬🐎は 命を落としました😭
私にとって、一生忘れられない悲しい一日となってしまいました。
武豊騎手は一命は取り留めましたが、その後成績もかつてのように奮わず、孤高の存在ではなくなってしまいました。。。
そして今日。
あの日から10年。
今年も毎日杯が開催されました。
コロナウイルスのため無観客開催の静寂を打ち破り、1着で駆け抜けたのは武豊騎手でした。
あの日から10年の節目。
色々苦悩があったはずですが、諦めず50歳を過ぎても現役で輝き続ける武豊騎手を追いかけたいと思います。